有機肥料選択の重要性

農業における肥料

植物の成長を促すことで収穫物を得る農業では、肥料が必要不可欠です。、%e5%9b%b31特に土壌を介する農業では、土壌から栄養を吸うことで成長した植物を取り去って人間が利用するため効率的かつ継続的に農業を行うためには、取り去った分の栄養成分を土壌に肥料として補充する必要があります。したがって、いつ、どのような状況で、どういう肥料をどれだけの量を使用するのかは、おいしい野菜を皆さんに安定的にお届けするにあたって、非常に重要な課題です。肥料には、大きく分けて化学肥料と有機肥料があります。SOFIX物質循環農法や有機農法で利用されるのは、有機肥料なので、ここでは有機肥料を取り上げます。

有機肥料の特徴・種類

%e5%9b%b32有機肥料とは、有機物を成分とした肥料で、ほとんどが生物由来の物質(バイオマス)でできています有機資材は、土壌に入ってもそのままでは植物の栄養にならず、微生物による分解を受ける必要があるため、遅効性の肥料となります。すぐには効かず、じわじわと長い時間効きます。市販品では、油粕、骨粉、魚粉末等があり、稲わら、もみ殻など農業廃棄物も有機資材に含まれます。
堆肥は、畜産系廃棄物や、林業廃棄物、食品廃棄物といった産業の副産物としてのバイオマスを微生物発酵させたものです。産業の副産物が原料であるため、安く大量に仕入れることができます。牛糞堆肥、鶏糞堆肥、豚糞堆肥、バーク堆肥が一般的ですが、特徴はそれぞれに異なります。

SOFIX分析で有機肥料も分析できる

有機資材も堆肥も多くの場合、窒素、リン酸、カリウムの成分量は表示があります。作物毎に必要な栄養素の量があるので、生産者は、この成分量の表示を目安に施肥量を調整します。%e5%9b%b33しかし、有機肥料は、微生物の分解を受けて作物の栄養になるため、有機肥料の原料によって表示された成分量通りに肥料成分が出なかったり、想定よりも早く分解されて作付け中に肥料を切らしてしまったりする場合が頻繁にあり、これが有機農業を難しくする一因になります。しかも、微生物の活性が低い農地に、未発酵の有機資材を大量に入れると、微生物による発酵が進まず、ほとんど肥料にならなくなるというケースもあります。このように、有機肥料を施肥する際には、その有機肥料の特徴と土壌の状態をつかんでおく必要があります。そのために、必要なことが土壌分析のSOFIX分析と、SOFIX分析を応用した有機資材分析、堆肥分析です。これらを組み合わせることで、土の状態だけでなく、有機肥料の特徴も知ったうえで、最適な施肥設計を行うことが可能になります。

肥料も分析することでおいしい野菜を安定供給します

SOFIX分析を用いて有機肥料を分析すると、様々なことがわかりますが、その中で最も重要な事実の1つが、有機肥料は玉石混淆ということです。つまり、低品質な有機肥料が非常に多く出回っているということがわかりました。%e5%9b%b34これは、微生物による発酵を受ける堆肥で顕著で、未熟なまま出回っているものや、雨ざらしにされて肥料成分がほとんど抜けてしまっている堆肥、水分を大量に含んで水を入れているのか堆肥を入れているのかわからないようなものまであります。安心・安全でおいしい野菜を作るのに、高品質な有機肥料が必要なことは言うまでもありません。分析を行えば、低品質な有機肥料を避け、高品質な有機肥料のみを使うことができます。アグリジャパンでは、農業生産者にSOFIXによる土づくりの支援だけでなく、高品質な有機肥料の提案を行い、皆様に安心・安全でおいしい野菜をお届けします。